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続・質問帳

若林隆壽

質問

姪(めい)が「仏式」で結婚することになり、式にも参列することになりました。どんなことに注意したらよいでしょう。

回答

若林隆壽

  姪御さんのご結婚、誠におめでとうございます。まさに今までの「ご縁」があい整って、この日を迎えられたことと思います。
さて、一口に「仏式結婚式」「仏前結婚式」といっても、宗派によってそのやり方はいろいろです。しかし、そのいずれにもほぼ共通しているのは、ご本尊様の前でご両家の先祖代々の人々に思いをいたしながら、新郎新婦が、今後仏教徒として生活していく誓いを立てる、という形式に則(のっと)っている点です。
   「仏前結婚式」は、ご住職などによる、お釈迦さま、宗祖さまの御教(みおし)え、これからの信仰生活の中で守るべきことなどについての「お諭(さと)し」を中心に進められていきます。
 そして、それを受けて、新郎新婦が「誓いの言葉」を読み上げるのですが、ここでの「参列者の役割」は何かといえば、それはお二人の誓いを「見届ける」人となることです。
 「見届ける」ためには、あなた自身もその内容を理解しておかなければなりません。新たな一歩を手を携(たずさ)えて歩みだそうとするお二人のために、参列者であるあなたも、我が身に振り当てて真剣に「聴聞(ちょうもん)」しましょう。それが今後も温かく「見守っていく」目を養うことにつながっていくのです。

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