応急手当に関する現状と提案

現状

善意に法的責任なし蘇生法…運命わける4分間国内線で救命医療
救急救命、秋田市に学べ船橋市が全公立学校に常備

 

蘇生法/心停止…運命分ける4分間

1997年(平成9年)7月4日−朝日新聞掲載

東京の56歳の会社員が、突然社内で倒れ、意識不明となり、20分後に病院に運ばれた事例をもとにこの記事は掲載されました。
『病院でない場所で心肺が止まったのに社会復帰できた−−−そんな幸運な人はどのくらいいるのか? 答えは約0.5%。帝京大病院の中谷寿男助教授(救急医学)が1994年と95年に運び込まれた430人を追跡調査して計算した。厚生省研究班が全国の救急施設に問合せたら、病院外で心肺停止になった約1万人のうち、社会復帰できていたのは約100人。つまり1%だった。家庭や職場で呼吸と心臓が止まったら、元の生活に戻るのは極めて難しいといえる。』
こうした現状からいち早い蘇生措置の実施を促すため、呼吸停止からの時間と蘇生の可能性を上げ、
東京救急協会 斎藤英一指導課長
「通報を受けた救急車が現場にくるまでに平均で5分ほどかかるので、目の前で倒れた人の命は、あなたが何をしてあげるかにかかっています。」
日本大板橋病院 林成之教授(救急医学)
「脳低温療法で助かった人たちをみると、早めに適切な蘇生措置を受けていた人は治療後の後遺症が少ない。自分が倒れるかもしれないという意識を持ち、多くの人が蘇生法を身につけてほしい」
という両氏の談話を掲載しています。


◆7日間生存率は3.6%◆

    平成6年東京消防庁の救急車出動件数は約42万件。1分14秒に1回、27人に1人が救急車の出動を要請しています。急病は56%で増加傾向にあります。
    心肺停止状態の傷病者に救急隊が心肺蘇生措置を行ったのが約7000人。
    このうち、医療機関に引き継がれ、収容後7日間の生存率は3.6%、250人にすぎません。

◆人工呼吸が出きないため死亡率が高い◆

    救急車到着平均は5.8分。到着までに現場に居合わせた人が人工呼吸を行っていたのは5%にすぎません。応急手当がわからず、脈や呼吸停止の状態の人を、ただながめているだけという最悪の状況を生んでいるのです。これが日本の救急車搬送患者死亡率の高い原因となっています。


◆30秒間、酸素を送らないと細胞破壊が始まる◆

    急性心不全、心筋梗塞などによる呼吸停止・心肺停止や日射病、めまい、貧血などの酸欠状態でも3〜4分の間に脳に酸素を送り込まないと、細胞の壊死が始まり深刻なダメージを起こします。


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