代受苦菩薩真如海上人
代受苦菩薩真如海上人

代受苦菩薩真如海上人は朝日村越中山に生まれ、 純真な性格の持主として育ち、幼少の頃より仏教の教えに心をひかれ 青年時代より仏門に帰依出家し、一生を捧げて弱肉強食の不平等社会を仏国 楽土たらしめ、衆生を救うことを誓願され、湯殿山大権現を信仰し、本寺大日坊を 拠点として各方面の教化につとめた。寺を建て慈悲を施して社会福祉につとめられたため、 徳望一世に高く、生き仏として多くの人々より尊ばれた。二十代より即身仏を志し、 木食の行に入り、天明三年九十六才で生身のまま土中に入定するまで七十余年の長い間 この難業苦業を積み重ね即身仏となられた。今日まで約二百年以上もなるが、 生きながら入定そのままの尊い姿である。即身仏とは、湯殿山行者の行う難業苦業の最たる 木食の行を積み重ね、生きながらにして土中に入定し三年三ヶ月後に弟子や信者の手により掘り出し、即身仏になった

(特別拝観、可)