【寺院名】引接山 西方寺(さいほうじ)

【宗派名】浄土宗
【別名】
【住所】広島県竹原市竹原町
【本尊】弥陀三尊
【開山】西蓮社方誉元勝和尚
【開基】西蓮社方誉元勝和尚
【由緒】西方寺の草創は、永禄3年(1560)方誉元勝上人が伊予松山よりこの地に来り、念佛道場として寺を建立し、西方寺と称し、開山となった。その後慶長15年(1610)大火に遭ったが同16年国主福島正則公に願って、元小早川隆景公建立の禅宗妙法寺の廃寺跡に移転し、2代欣誉具三上人が正保4年(1647)堂宇を建立し西方寺を再興した。現在の本堂は、4代湛誉源超上人によって元禄15年(1702)に再建されたものである。また境内にある観音堂普明閣は、小早川隆景が建立したもので、妙法寺の本尊であった十一面観音像を安置している。この観音像は、もと平重盛の護身仏であったといわれる。その後、宝暦年間(1751-1764)、西方寺7世洞誉上人の時、京都清水寺の「清水の舞台」を模した舞台造りの高楼を建立した。この建造物は現存しており、西方寺の見所の1つとして親しまれている。
【寺宝】十一面観世音菩薩像(県重文)/観音堂普明閣(市重文)/その他多数