【寺院名】紫雲山 蓮池院(れんちいん)

【宗派名】浄土宗
【別名】熊谷堂
【住所】京都府京都市左京区黒谷町121
【本尊】阿弥陀如来
【開山】
【開基】熊谷法力房蓮生大法師
【由緒】蓮池院は、通称を熊谷堂と称し、法然上人浄土立宗宣言のところ「白河の禅房」紫雲山(黒谷)金戒光明寺塔頭の一堂で、開基は、熊谷法力房蓮生大法師である。師は元、合戦あるところには必ず武勇の名を止めた関東武士熊谷次郎丹治平直實で、源平一ノ谷の合戦以来、世の無常を体認し、黒谷の法然上人を尋ねて弟子となり、名も蓮生と改めた。建久4年、源頼朝の御台所政子は、蓮生の一子・小次郎直家を促して草庵を結ばせ、洛東蓮生庵と称した。寛永5年、同院中興欣誉道樂のとき、春日の局が清和天皇火葬参道の麓にあった熊谷兜池に蓮生の名にちなんで蓮を植え、木造の橋をかけ、蓮池院熊谷堂と改称した。草創以来、790有余年の星霜を重ね、幾多の天災地変に遭遇しながらも常に有縁の人々信徒相集い、遺跡の復興と法燈が守られて来たことは、実に開基上人の偉徳である。
【寺宝】本尊阿弥陀如来座像/源氏白旗の名号/蓮生立像/平敦盛像/母衣絹の御影「法然上人像」 /如佛尼像/二祖大師画像/その他 多数あり