【寺院名】富士山 本門寺(ほんもんじ)

【宗派名】日蓮宗 大本山
【別名】重須のお寺
【住所】静岡県富士宮市北山区
【本尊】日蓮聖人図顕の大曼荼羅御本尊
【開山】白蓮阿闍梨日興上人
【開基】石川孫三郎源能忠
【由緒】本門寺は、山号を富士山と称し、日蓮聖人六上足の第三白蓮阿闍梨日興上人によって開創され、もとは本門宗の祖山であったが、今では日蓮宗の大本山に列している。日興上人は宗祖の遺命に従い、輪次守塔の傍ら、身延山を本拠として甲斐駿河の伝道を続けていた。正応2年(1289)、大石ケ原に大石寺を草創、正応4年に重須丸山に法座を移し、石川能忠、南条時光両地頭および上野小泉法華講衆の協力を得て、永仁6年(1298)本堂・御影堂・垂迹堂の3堂が建立され、法華本門寺根源と称された。根源の2字の意義は、日蓮聖人門下の行願として勅命戒壇建立促進運動の中心であり、ここが発祥地でもあるとの意である。故に同山は、日興上人棲神の法窟、日興門流の祖山であると同時に、日蓮聖人究極の願業たる本門戒壇建設運動発祥の根本道場でもある。
【寺宝】日蓮聖人本尊・消息等20余点/日興上人本尊41点/宗祖真蹟の貞観政要/藍紙金字法華経/歴山上人本尊/宗祖鉄砲本尊--これら重要文化財を含む寺宝の他に、多数有する