【寺院名】長松山 本法寺(ほんぽうじ)

【宗派名】法華宗陣門流 別院
【別名】マンダラの寺 黒瀬さま
【住所】富山県婦負郡八尾町宮腰1580
【本尊】南無久遠実成の釈尊・本化の四菩薩、南無日蓮大聖人
【開山】實成院日順聖人
【開基】同上
【由緒】本法寺の創立は、花園天皇の時代、正和5年(1316)で、開山は浄信法印である。嘉暦元年(1326)富崎城主神保若峡守より法華経曼荼羅絵図を贈られ、以来本法寺の霊宝となり、今日に伝えられている。明和年間(1764)、現在の地に移り、北陸道の本山として法華経弘通伝導の中心地となり信心強盛の帰依を受けた。その後、江戸幕末、有栖川宮北陸道総督としてこの地に錦旗を進められ、天業の速やかならんことを祈願し、慶応2年(1866)祈願所となり、現在のその後裔は高松家となっている。明治3年(1870)、富山藩の命により合寺され、建物の取り壊しを命ぜられたが、同5年復興し、明治43年(1910)本堂客殿焼失し、大正7年(1918)に再建された。その後昭和42年(1967)曼荼羅収蔵庫、拝観所を新設し、同57年客殿を再建。平成2年(1990)本堂屋根全面改修を同3年庫裡外側改修工事を竣工し、現在では信仰、修養の道場として、また観光地としても利用者が増えている。
【寺宝】法華経曼荼羅絵図(国重文)--海中より出現したと伝えられる。鎌倉時代の作、作者不祥。/その他多数