【寺院名】浮岳山 深大寺(じんだいじ)

【宗派名】天台宗
【別名】
【住所】東京都調布市深大寺元町5-15-1
【本尊】阿弥陀如来
【開山】満功上人
【開基】
【由緒】深大寺の寺号は深沙大王という水神の名に由来している。開山満功(まんくう)上人の父・福満(ふくまん)が郷長(さとおさ)右近の娘と恋に落ちたが、娘は右近夫妻によって湖の島に遠ざけられた。福満は深沙大王に祈願したところ霊亀が現れ、彼を島に渡してくれたと言う。この奇瑞を知った右近夫妻も二人を許し、そして生まれたのが満功上人である。上人は父の念願によって出家し、法相宗を学び、天平5年(733)に寺を建立。天平勝宝2年(750)に深沙大王の像を安置した。それが深大寺の始まりである。開創より100年の後、武蔵国司蔵宗の乱が起こり、その降伏を祈念するため朝廷の命を受け、天台宗の高僧恵亮(えりょう)和尚が、深大寺にその道場を定めた。乱が平定された後、朝廷は恵亮和尚を称え、深大寺を与え、このときより天台宗に改宗。正暦2年(991)には天台座主・元三(がんざん)慈恵(じえい)大師が多くの人々を救うため自刻像を深大寺に納め、今日の隆盛の基礎となった。
【寺宝】弥陀三尊仏/元三大師自刻像/梵鐘--東京都第二の古鐘(重文)/白鳳仏(釈迦如来倚像)/深大寺縁起絵巻/その他多数