【寺院名】鶴岡山 常念寺(じょうねんじ)

【宗派名】浄土宗
【別名】
【住所】山形県鶴岡市睦町1-1
【本尊】阿弥陀如来
【開山】寂誉欣生雲公上人
【開基】
【由緒】常念寺は、始め鶴岡山円通院天翁寺と称し、寂誉欣生雲公上人が念仏の信仰を広めるために大永3年(1523)に開山した。慶長年間(1596-1615)、最上義光が入国に際し、山形の常念寺3代専阿上人を招き中興開山として、義光の嫡男義康の菩提を弔うために、寺領138石を寄進し、名称を常念寺に改めた。元和8年(1622)、酒井忠勝によって、現在地に移転される。弘化3年(1846)火災により焼失するも、慶応2年(1866)に再建に着手し、明治中期に現在の伽藍が完成した。境内の不動尊堂は古くから火除、眼病に効験ありと信仰され、例年8月に行われる不動尊夏祭りには多くの人々が訪れている。また境内には、戌辰戦争で戦死した官軍墳墓、戌辰戦争戦死者招魂碑、社会事業に貢献した第20世住職佐藤霊山上人の碑、詩人・星川清晃の碑などがある。
【寺宝】木造釈迦如来像(市文)/木造地蔵菩薩像(市文)/最上義光寄進薙刀(美術刀剣)/日本最古の塔時計(市文)--金田市兵工作。太平洋戦争末期まで、この時計を合図に境内のぼん鐘を一時間ごとに鳴らし「時の鐘」と言われた。