【寺院名】大日山 金剛院(こんごういん)

【宗派名】真言宗御室派 中本寺
【別名】
【住所】静岡県周智郡森町三倉
【本尊】胎藏界大日如来
【開山】行基菩薩
【開基】
【由緒】大日山金剛院の開創は、人皇第44代元正天皇の御代、養老2年(718)に行基菩薩が大日如来尊像を安置して開かれたと伝えられる。その後、戦乱により諸堂伽藍が失われて、本尊も行方不明となった。しかし、元和元年(1615)、大阪夏の陣の頃、三倉侯、矢部因幡守定政の実弟であった専盛大和尚が、3年間霊是山に籠って言語に絶する苦行の後、感得された鎮守(大日繁昌坊大権現と号す)を祀り、行方不明となっていた本尊も、吉田の浜より勧請し、見事に伽藍を復興した。故に専盛大和尚を以て金剛院中興の祖とされている。その後、真言宗御室派に属し、京都仁和寺を本山とした。明治40年(1907)春、火災の厄いに遇い、仁王門を残し全山焼失した。客殿、方丈、庫裡は、明治45年(1912)、本堂は大正12年(1923)の再建にして、本尊胎蔵界大日如来、脇仏として不動明王、弘法大師が安置されている。
【寺宝】本尊大日如来/本堂/仁王門/八角堂/その他